インターネットエクスプローラで学ぶC言語(入門編)

レッスン1:プログラムの基本構造

このレッスンで学ぶことは?
このページでは、C言語のプログラムの骨格を説明します。
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形式
C言語では次のようにプログラムを書きます。
[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。

  1. void main(void
  2. {
  3.  変数宣言部;
  4.   処理部;
  5. }

  一応、各行の意味を下に説明をしますが、ここで説明するプログラムの書き方は「約束」ですので、理解するというより、こういうものだと覚えてください。
 
一連の処理をまとめたものを関数といいます。上のプログラムでは、「main」と名前を付けた関数(main関数)を記述しています。最初に処理されるのはmain関数ですので、どのようなC言語プログラムでもmain関数は必ず含まれています。「インターネットエクスプローラで学ぶC言語(入門編)」では、関数については学習しません。
  main関数を記述するには、1行目のようにでvoid main(void)と書き、処理本体を「 { 」(左中括弧)と 「 } 」(右中括弧)で囲みます。上のプログラムでは、2行目5行目で囲んでいます。
 処理本体は3行目の変数宣言部と4行目の処理部から構成されます。
 3行目の変数宣言部での「変数」という用語は、レッスン2で説明しますので、何であるかは今のところ知る必要はありませんに。また、変数宣言については、レッスン3で説明します。変数を使わなければ、この部分は必要ありませんが、変数がないプログラムは実用的ではありませんので、通常、変数宣言部があります。たくさんの変数を宣言するときは、変数宣言部が何行にも渡る場合があります。変数宣言部と処理部との区切りを示すために、「;」(セミコロン)を使います。「;」(セミコロン)の使い方はレッスン3で学びます。
 4行目の処理部では、計算等の処理を書きます。この処理部が重要であり、レッスン4から徐々に学習していきます。ですから、まだどうすればいいのかわからなくても心配ありません。この処理部で実際の処理をさせるわけですから、1行で終わることは少なく、通常、数行、数十行、数百行、...となります。当然、処理が複雑であれば、たくさんの行が必要になります。処理部の区切りを示すために、「;」(セミコロン)を使います。処理部内での「;」(セミコロン)の使い方はレッスン5で学びます。 

例
それでは、変数がなく、何の処理もしないプログラムを書いてみましょう。変数がなく、処理がないことから、下のプログラムでは変数宣言部と処理部を除いています。
[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。

  1. void main(void
  2. {
  3. }

Q&Aコーナー

Q:なぜ、voidは太字で表記していて、mainは太字でないのでしょう?
A:解答を見たい人はここをクリック。

動作確認
それでは、動作確認をしてみましょう。動作確認をする前に、Internet Explorerの設定が適切かどうかを調べてください。

Cシミュレータ
Cシミュレータによる動作確認をするときは上の絵をクリック
[注意]このリンク先のページはInternet Explore 3.0以降で正しく表示されます。

次のレッスンでは
レッスン2では、変数宣言について学習します。[レッスン2へ]


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このページの最終更新日は 00/01/25 です。
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