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レッスン1:プログラムの基本構造

このページでは、PascalやDelphiのプログラムの骨格を説明します。

目次

形式
動作確認
レッスン2では?

形式

PascalDelphiでは次のようにプログラムを書きます。

  1. program プログラムの名前;
  2.  変数宣言部;
  3. begin
  4.   処理部;
  5. end.

[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。

「変数」という用語は、他のページで説明しますので、何であるかは今のところ知る必要はありません。

まず、1行目のように、このプログラムに名前をつけます。名前のつけ方には、いくつかの規則があります。この制限については、他のページで説明することにします。名前は付けなくてもかまいません。名前の後には、必ず「;」(セミコロン)を付けるようにしましょう。名前を付けないときには、programのすぐあとに「;」を付けます。

2行目の変数宣言部については、他のページで説明します。変数を使わなければ、この部分は必要ありませんが、変数がないプログラムは実用的ではありませんので、通常はこの変数宣言部はあります。上の例では変数宣言部は1行で終わっていますが、何行にも渡る場合もあります。

3行目を説明する前に、4行目を説明します。4行目の処理部では、計算等の処理を書きます。この処理部が重要であり、これから徐々に学習していくわけです。ですから、まだ、どうすればいいのかわからなくても心配ありません。この処理部で実際の処理をさせるわけですから、1行で終わることは少なく、通常、数行、数十行、数百行、...となります。当然、処理が複雑であれば、たくさんの行が必要になります。

この処理部の開始前に、3行目のようにbegin、処理部の終りに、5行目のようにendを書きます。5行目でプログラムが終わっていますので、英文の最後に「.」(ピリオド)を付けるように、ここでも、endの後に「.」(ピリオド)を付けます。

programbeginendは、大文字で書いても(PROGRAMBEGINENDのように)、小文字大文字を混ぜても(ProgramBEgineNDのように)、同じ機能を持ちます。

この書き方は「お約束」ですので、理解するというより、こういうものだと覚えてください。

それでは、変数がなく、何の処理もしないプログラムを書いてみましょう。

  1. program hajimete;
  2. begin
  3. end.

[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。

プログラムの名前を「hajimete」としました。変数がなく、処理がないことから、変数宣言部と処理部を除きました。

Q&Aコーナー

Q:なぜ、programbeginendは太字で表記していて、hajimeteは太字でないのでしょう?
A:解答を見たい人はここをクリック。

動作確認

それでは、動作確認をしてみましょう。動作確認をする前に、Internet Explorerの設定が適切がを調べてください。

Pascalシミュレータによる動作確認
[注意]このリンク先のページはInternet Explore 3.0以降で正しく表示されます。

レッスン2では?

レッスン2では、変数宣言について学習します。

[レッスン2へ]


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このページの最終更新日は 99/03/20 です。
掲載責任者・ページ作成者: 板谷雄二(itaya@alice.asahi-u.ac.jp)