このレッスンでは繰り返しについて復習します。
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次のプログラムでは、j=i+jの計算を3回繰り返します。
[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。
変数宣言と代入文
3行目、4行目、5行目では、i、j、kの3つの整数型(int)の変数を宣言し、iに100を代入し、jに10を代入しています。下図のようになります。
繰り返し文
6行目と7行目のforブロックでは、kを1から3まで1つずつ増やしながら、7行目の処理をします。この繰り返しの処理を詳しく見てみましょう。
まず、6行目のfor文にk=1とありますので、kの値は1になります。下図のようになります。
for文の条件k<=3を満足しますので、7行目のj=i+jが実行されます。iが100、jが10ですので、i+jが110になり、その値がjに代入されます。下図のようになります。
6行目に戻ってk=k+1を実行しkを1つ増やして2にし、for文の条件k<=3を満足しますので、7行目でj=i+jを計算します。下図のようになります。
再び、6行目に戻ってkを1つ増やして3にし、for文の条件k<=3を満足しますので、7行目でj=i+jを計算します。下図のようになります。
再び、6行目に戻ってkを1つ増やして3にします。for文の条件k<=3を満足しませんので、これ以上繰り返しは行われません。
for文の形式は
for(式1; 条件; 式2)
繰り返し処理する文;
です。まず、「式1」が実行されます。次に、「条件」がチェックされ、「条件」を満たしていなければfor文の処理を終えます。もし「条件」を満たしていれば、「繰り返し処理する文」が実行され、「式2」を実行されます。また、「条件」をチェックし、満たしていれば、「繰り返し処理する文」が実行され、「式2」が実行されます。すなわち、「条件」を満たしている間、「繰り返し処理する文」と「式2」が順に実行されます。
繰り返し処理する文が複数ある場合は、「 { 」と「 }
」で複数の文を囲んでブロック構造にします。
Cシミュレータを使って、上のプログラムの動作を確認してみましょう。
Cシミュレータによる動作確認をするときは上の絵をクリック
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次のレッスン16では、配列の復習をします。[レッスン16へ]
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