このレッスンでは、配列の宣言と代入について説明します。
クイックジャンプ: プログラム | プログラム説明 | 形式 | 動作確認 | 次のレッスンでは
次のプログラムでは、配列を宣言し、値を代入しています。
[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。
配列の宣言
3行目で整数型の変数iを宣言しています。4行目では整数型の配列を宣言しています。この配列の要素数が3つですから箱が3つ用意されます。それぞれの箱に整数型の値が入ります。3つの箱全体に名前がaと付けられています。配列の添え字は0から2です。
配列への代入
配列の添え字は0から2ですので、aの1番目の箱はa[0]、2番目の箱はa[1]、3番目の箱はa[2]で参照できます。a[0]=100とすれば、1番目の箱に100を入れることができます。
5行目と6行目のforブロックでは、繰り返し処理により、aの1番目の箱に100を、2番目の箱に101を、3番目の箱に102を入れています。この繰り返しの処理を詳しく見てみましょう。
まず、5行目のfor文にi=0とありますので、iの値は0になります。
次に、6行目のa[i]=100+iが実行されます。iが0ですので、右辺は100+0、すなわち、100になります。左辺はa[0]になります。この代入文により、aの1番目の箱に100が入ります。
5行目に戻ってiを1つ増やして1にし、6行目でa[i]:=100+iを計算します。この代入文により、aの2番目の箱に101が入ります。
再び、5行目に戻ってiを1つ増やして2にし、6行目でa[i]=100+iを計算します。
5行目に戻ってiを1つ増やして3にしますが、条件のi<=2を満足しませんので、これ以上繰り返しは行われません。
配列の宣言形式
配列の宣言は次のようにします。
型 配列名 [要素数];
例えば、int data[100];としますと、100の要素からなる配列が用意され、名前はdataと付けられることになります。
配列要素の参照
配列要素の参照は次のようにします。
配列名[添え字番号]
data[10]は、添え字番号が10の要素を参照します。この添え字番号は、0以上で要素数-1以下でなければなりません。例えば、int
data[100]と宣言されたとき、添え字番号は0から99まででなければならず、data[-1]やdata[100]はエラーになります。
Cシミュレータを使って、上のプログラムの動作を確認してみましょう。
Cシミュレータによる動作確認をするときは上の絵をクリック
[注意]このリンク先のページはInternet Explore
3.0以降で正しく表示されます。
これで復習は終りです。次のレッスン17では、応用的なプログラムを見てみましょう。[レッスン17へ]
このページの最終更新日は 00/01/25 です。 |
このページに関するご意見・コメントは板谷雄二(itaya@alice.asahi-u.ac.jp)までお願いします。 |
(C) 板谷雄二 |