インターネットエクスプローラで学ぶC言語(入門編)

レッスン13:復習−変数宣言と代入

このレッスンで学ぶことは?
このレッスンでは今まで学習した内容を復習をします。
クイックジャンプ: プログラム | 変数宣言 | 代入 | 動作確認 | 次のレッスンでは

プログラム
次のプログラムを検討してみましょう。
[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。

  1. void main(void)
  2. {
  3.   int i, j, k;
  4.   i=100;
  5.   j=10;
  6.   k=i + j;
  7. }

変数宣言
 プログラムは、1行目void main(void)から処理が開始されます。処理の本体は3行目から6行目ですが、それらを2行目7行目のように「 { 」と「 } 」で囲みます。
 3行目
では、i、j、kの3つの整数型(int)の変数を宣言しています。この宣言によって、コンピュータのメモリ上に、i、j、kのための領域が確保されます。概念的には、

と表せます。それぞれの領域は箱で表され、箱にはi、j、kの名前が付けられ、区別できるようにしています。その箱には整数型のデータを記憶でき、そのデータを箱の中に書くことにしましょう。宣言直後では、0(ゼロ)の値が記憶されているとして、図では箱の中に0を書き入れています。

代入
 C言語のプログラムは、繰り返し文(forwhiledo〜while)や判断文(if)などの処理の順序を変更する命令以外は上から順に処理されます。上のプログラムでは、4行目、5行目、6行目の順で処理されます。
 4行目のi=100はiの領域に100を入れますので、4行目の処理をすると、iの箱に中に100が書かれます。

5行目のj=10では、jの箱の中に10が書かれます。

6行目のk=i+jでは、iの箱に書かれている値(100)とjの箱に書かれている値(10)を加えて、その加算値(110)をkの箱の中に書きます。

動作確認
Cシミュレータを使って、上のプログラムの動作を確認してみましょう。

Cシミュレータ
Cシミュレータによる動作確認をするときは上の絵をクリック
[注意]このリンク先のページはInternet Explore 3.0以降で正しく表示されます。

次のレッスンでは?
次のレッスン14では、判断文の復習をします。[レッスン14へ]


TitleLineAnim.gif (2453 バイト)
http://or-lab.asahi-u.ac.jp/

このページの最終更新日は 00/01/25 です。
このページに関するご意見・コメントは板谷雄二(itaya@alice.asahi-u.ac.jp)までお願いします。

(C) 板谷雄二