このページでは、計算について学習します。よりコンピュータプログラムらしくなってきます。
目次
インクリメント・デクリメント | |
例 | |
動作確認 | |
レッスン8では? |
数学ではx=x+1のような書き方は方程式を意味してしまいますが、Pascal・Delphjのx:=x+1は方程式ではなく、計算と代入を意味します。
Pascal・Delphjのx:=x+1では、右のx+1を計算し、その結果を左の変数xに代入します。すなわち、xに記憶されている値に1を加え、その結果をxに代入します。
例えば、変数xに5が記憶されている場合、x+1をまず計算されて、5+1で6が得られ、その6が変数xに代入されるのですから、最終的にはxに6が記憶されることになります。xに記憶されている値が5から6に増えました。x:=x+1というプログラムは、xに記憶されている値をひとつ増やします(インクリメントします)。
x:=x-1は、xに記憶されている値を1つ減らします(デクリメントします)。
Q&Aコーナー |
Q:Delphiには、IncとかDecという命令がありますが? |
A:ここをクリック。 |
次のようなプログラムをみてみましょう。
[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。
2行目のvar x:integer;では、変数xが宣言されます。
4行目で、xの変数に10が代入されます。
5行目では、xの変数の値が1つ増え、11になります。6行目で、さらに1つ増えて、12になります。
7行目で、変数xの値が1つ減って11になり、8行目で、さらに1つ減って、10になります。
それでは、動作確認をしてみましょう。動作確認をする前に、Internet Explorerの設定をちゃんとしているか調べてください。
Pascalシミュレータによる動作確認
[注意]このリンク先のページはInternet Explore
3.0以降で正しく表示されます。
練習コーナー |
問題:aの変数に記憶されている値を10だけ増やしたい場合は、どのように書けばいいでしょうか? |
解答例:ここをクリック。 |
今までのプログラムでは、上から順番に実行されてきました。順番を変える方法を次のページから学んでいきます。まず、条件を考え、その条件が満たされる場合とか、満たされない場合によって、実行する内容を変えてみましょう。
次のページで、判断について学習します。
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このページの最終更新日は 99/03/20 です。
掲載責任者・ページ作成者: (c)板谷雄二(itaya@alice.asahi-u.ac.jp)