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レッスン7:計算(その2)

このページでは、計算について学習します。よりコンピュータプログラムらしくなってきます。

目次

インクリメント・デクリメント
動作確認
レッスン8では?

インクリメント・デクリメント

数学ではx=x+1のような書き方は方程式を意味してしまいますが、Pascal・Delphjのx:=x+1は方程式ではなく、計算と代入を意味します。

Pascal・Delphjのx:=x+1では、右のx+1を計算し、その結果を左の変数xに代入します。すなわち、xに記憶されている値に1を加え、その結果をxに代入します。

例えば、変数xに5が記憶されている場合、x+1をまず計算されて、5+1で6が得られ、その6が変数xに代入されるのですから、最終的にはxに6が記憶されることになります。xに記憶されている値が5から6に増えました。x:=x+1というプログラムは、xに記憶されている値をひとつ増やします(インクリメントします)。

x:=x-1は、xに記憶されている値を1つ減らします(デクリメントします)。

Q&Aコーナー

Q:Delphiには、IncとかDecという命令がありますが?
A:ここをクリック。

次のようなプログラムをみてみましょう。

  1. program keisann2;
  2. var x:integer;
  3. begin
  4.   x:=10;
  5.   x:=x+1;
  6.   x:=x+1;
  7.   x:=x-1;
  8.   x:=x-1;
  9. end.

[注意]左端の番号は、プログラムの一部ではありません。各行を区別するために付けた番号です。

プログラム説明

2行目のvar x:integer;では、変数xが宣言されます。

4行目で、xの変数に10が代入されます。

5行目では、xの変数の値が1つ増え、11になります。6行目で、さらに1つ増えて、12になります。

7行目で、変数xの値が1つ減って11になり、8行目で、さらに1つ減って、10になります。

動作確認

それでは、動作確認をしてみましょう。動作確認をする前に、Internet Explorerの設定をちゃんとしているか調べてください。

Pascalシミュレータによる動作確認
[注意]このリンク先のページはInternet Explore 3.0以降で正しく表示されます。

練習コーナー

問題:aの変数に記憶されている値を10だけ増やしたい場合は、どのように書けばいいでしょうか?
解答例:ここをクリック。

レッスン8では?

今までのプログラムでは、上から順番に実行されてきました。順番を変える方法を次のページから学んでいきます。まず、条件を考え、その条件が満たされる場合とか、満たされない場合によって、実行する内容を変えてみましょう。

次のページで、判断について学習します。

[レッスン8へ]


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このページの最終更新日は 99/03/20 です。
掲載責任者・ページ作成者: (c)板谷雄二(itaya@alice.asahi-u.ac.jp)