本書では、各種のアルゴリズムを容易に理解できるように、 カスタムコンポーネントを用いています。これらのコンポーネントはC++Builder/Delphi の標準コンポーネントではなく、筆者が本書用に作成したものです。プログラムを実行 しながら本文を読むには、これらをインストールする必要があります。本書では、イン ストール方法を処理系（C++Builder Version 1.0、C++Builder Version 3.0、Delphi Version 2.0、 並びにDelphi Version 3.X）に分けて説明していますが、Delphi Version 4とVersion 5 （以下、 Delphi 4/5と略します。）については、執筆時未発売だったため、触れていません。
ここでは、コンポーネントの代りに、同等な機能をもつパッケージをDelphi 4/5にインストールすることにします。以下に、その方法を説明します。
まず、下の絵をクリックして、パッケージファイルDataStructures.bpl とDataStructures.dcpをダウンロードしてください。Version 4とVersion 5に分かれています。
Delphi Version 4用は次の2つ
DataStructures.bplをダウンロード（140,800バイト）
DataStructures.dcpをダウンロード（72,587バイト）
Delphi Version 5用は次の2つ
DataStructures.bplをダウンロード（142,336バイト）
DataStructures.dcpをダウンロード（92,387バイト）
パッケージのインストールは次の順で進めてください。
(1) DataStructures.bplをパスのとおっているフォルダに移動します。 例えば、Delphi 4/5がインストールされているフォルダのサブフォルダBinに移動します。 Autoexec.batの内容をみるとわかりますが、Delphi 4/5をインストールすると、 標準では、このBinフォルダにパスがとおっています。
(2) ライブラリパスがとおっているフォルダにDataStructures.dcpを移動します。例えば、DataStructures.dcpをDelphi 4/5がインストール されているフォルダのサブフォルダLibに移動します。
(3) Delphi 4/5を起動し、［コンポーネント(C)］ メニューの［パッケージのインストール(P)...］サブメニューを選びますと、 図1のように［プロジェクト オプション］ダイアログボックスが表示されます。
図1 ［プロジェクト オプション］ダイアログボックス（Delphi 4の画面例）
(4) ［追加(A)...］ボタンをクリックしますと、図2 のように、［設計時パッケージの追加］ダイアログボックスが表示されます。
図2 ［設計時パッケージの追加］ダイアログボックス（Delphi 4の画面例）
(5) DataStructures.bplがあるフォルダに移動し、図2のように、 DataStructures.bplを選択し、［開く］ボタンをクリックします。図3のようになります。
図3 パッケージライブラリ選択後の
［プロジェクト オプション］ダイアログボックス（Delphi 4の画面例）
(6) さらに、図4のように、［実行時パッケージを使って構築］をチェックします。
図4 ［実行時パッケージを使って構築］をチェック（Delphi 4の画面例）
(7) ［OK］ボタンをクリックしますと、図5 のようにコンポーネントパレットに［Data Structures］ページが追加されます。 これで、新しいコンポーネントが利用できるようになりました。図5では左から順に、ShowTree、ShowArray、ShowAVLTree 、ShowDistribution 、DSSimulator コンポーネントになっています。
図5 :コンポーネントパレットにコンポーネントを追加（Delphi 4の画面例）
これで、インストール完了です。
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このページの最終更新日は2000/08/15
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掲載責任者・ページ作成者： 板谷雄二(itaya@alice.asahi-u.ac.jp)
